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江ノ電の目の前にあるお寺 ~藤沢市片瀬 龍口寺~

藤沢市片瀬にある龍口寺は、日蓮宗の寺院で、日蓮にまつわる4つの受難のひとつ、龍ノ口法難に関わる地にあります。境内には神奈川県では珍しい五重塔や白亜の仏舎利塔があり、また、大本堂には藤沢七福神のひとつである毘沙門天も祭られています。

季節に応じたさまざまな行事も行われ、江の島観光の際にもぜひ立ち寄りたい寺院です。

龍口寺とは

龍口寺 仁王門

龍口寺 仁王門

龍口寺は、江ノ電片瀬江ノ島および湘南モノレール湘南江の島駅近くにある日蓮宗の寺院。

日蓮の弟子日法が1337年(延元2年)に龍ノ口法難の霊場であるこの地に堂宇を建立し、日蓮の像を安置したのが始まりといわれています。その後信者であった島村采女が1601年(慶長6年)に土地を寄進し、本格的な寺院としての格式が整えられました。

江ノ電片瀬江ノ島または湘南モノレール湘南江の島駅どちらの駅からも徒歩およそ3分で仁王門(上の写真)に到着します。仁王門は1973年(昭和48年)、昭和に入って竣工した建物であり、鉄筋コンクリート造り瓦葺きで、仁王尊像は彫刻家村岡久作氏の作品です。

仁王門の目の前には江ノ電が道路上を走っています。仁王門付近から道路の方を見ると江ノ電が走るのを見ることが出来ます。

【龍ノ口法難とは】立正安国論を著した日蓮は鎌倉幕府の怒りを買い、龍ノ口で処刑されるところとなりました。いよいよ処刑というその時、江の島の方から満月のような「光もの」が処刑場に飛んできて、斬首役人は目がくらみ、恐れおののき倒れ、処刑は中止になったと伝えられています。

龍口寺門前には、江戸時代から続く干物の店、鈴伝商店があります。その奥にある「炭焼きひもの 伝」で昼食はいかがでしょうか。

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龍口寺境内を散策しよう

仁王門から境内へ

仁王門をくぐるとすぐに階段があります。ここを登ったところにある山門をくぐり境内に入ります。この山門は1864年(元治元年)竣工。建物はけやき造りで屋根は銅版葺きです。

大阪雷雲寺の発願で豪商鹿島屋が寄進したもので、正面に「龍口寺」、裏面に「寂光山」の扁額が掛かり、門を飾る八枚の彫刻には中国の故事が細密に彫られています。

管理人 sho
山門には精巧な彫刻が施されていますので、見落としのないようにしましょう。
龍口寺 山門

龍口寺 山門

龍口寺 大本堂

龍口寺 大本堂

境内に入ると、左手には寂光殿、その隣には、北極星を神格化した守護神である妙見尊を祭った妙見堂があります。龍ノ口法難の際に飛来した「光もの」が松の枝に掛かったと伝えられ、その幹の一片で作った妙見尊像が祭られています

龍口寺 寂光殿

龍口寺 寂光殿

龍口寺 妙見堂

龍口寺 妙見堂

大本堂から五重塔へ

龍口寺 大本堂と五重塔

龍口寺 大本堂と五重塔

階段を登ると大本堂の前に出ます。この大本堂は1832年(天保3年)建立の建物です。けやき造り銅版葺きの神奈川県の代表的な木造大建築物で、正面には日法作の日蓮聖人像が安置され、脇陣に六老僧・鬼子母神・清正公像等をお祭りしています。敷皮石を安置することから「敷皮堂」ともいい、堂内正面にその扁額が掛かっています。

藤沢七福神のひとつ毘沙門天は本堂内に安置されています。
こん吉

藤沢七福神については以下のリンクを参照してください。

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五重塔 七面堂 仏舎利塔

本堂右手に回って五重塔を目指します。本堂向かって右手には裏山からしみ出した水がたまった浄心池があります。

龍口寺 浄心池

龍口寺 浄心池

龍口寺 五重塔

龍口寺 五重塔

細い道を登って行くと間もなく五重塔の前に出ます。五重塔としては珍しい明治期の1910年(明治43年)の建立で、こちらもけやき造りの銅版葺き。彫刻は彫刻師である一元安信の作です。神奈川県唯一の本式木造五重塔で、大本堂とともに「かながわの建築物100選」に選定されています。

龍口寺 五重塔

龍口寺 五重塔

五重塔を出て細い道を歩くと、間もなく七面堂に到着します。この七面堂は、江戸時代初期に身延七面山の七面大明神を勧請したもので、毎月19日には例祭が行われています。

龍口寺 七面堂

龍口寺 七面堂

仏舎利塔から境内へ

龍口寺 仏舎利塔

龍口寺 仏舎利塔

七面堂から細い道をさらに歩くと、高台の広場に出ます。正面には白亜の仏舎利塔がそびえ立ちます。この建物は、1970年(昭和45年)の建立です。建物中段には金色に輝く釈迦如来像が安置され、内部には釈尊の御真骨が安置されています。

この場所は龍口山の高台に位置し、目の前に江の島や相模湾を望むことが出来るはずのところですが、マンション群が立ち並び江の島の全景をみることは出来ません

龍口寺 仏舎利塔前から見た江の島

龍口寺 仏舎利塔前から見た江の島

仏舎利塔から本堂を目指して階段を降ります。階段を降りたところにある経八稲荷堂は、龍口寺の大檀越である島村家に安置されていた地元の八体の守護神の一つです。

龍口寺 径八稲荷堂

龍口寺 径八稲荷堂

稲荷といえばおいらの仲間だね!
こん吉
管理人 sho
本堂向かって左手には日蓮が幽閉されたとされる洞窟である「御霊窟」が残されています。
龍口寺 大本堂

龍口寺 大本堂

大本堂の前を通過したら振り返ってもう一度大本堂を眺めます。この写真を撮影した場所付近にある鐘楼堂は、1969年(昭和44年)、龍ノ口法難750年を記念し、中山法華経寺から移築されたものです。梵鐘は新たに鋳造され、「延寿の鐘」として、毎朝美しい音を響かせています

龍口寺 鐘楼堂

龍口寺 鐘楼堂

年中行事

主な年中行事を以下の表にまとめました。

新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から中止や延期の可能性もありますのでご注意ください。⇒2022年の龍口寺法難会においては万灯練り供養、ぼたもち撒きは中止が決定しています。

7月25日 施餓鬼会
9月12日 龍口法難会
毎月第三日曜日 湘南龍ノ口骨董市

龍口寺では季節に応じてさまざまな催し物が開催されていますが、新型コロナウイルスの影響により、各行事の実施については未定です。

龍口寺のまとめ

  • 龍口寺は、藤沢市片瀬にある日蓮宗の寺院
  • この場所はかつては処刑場であり、鎌倉時代に日蓮もここで処刑されそうになったが奇跡が起こり助かったという伝説がある。
  • 季節ごとにさまざまな催し物が行われる。

いかがでしたでしょうか。龍口寺の概要についてひととおりまとめました。もしも気になるようでしたらお出掛けされてはいかがでしょうか。

交通アクセス

江ノ電片瀬江ノ島および湘南モノレール湘南江の島駅から徒歩3分

連絡先 龍口寺
TEL:0466-25-7357
公式サイト 龍口寺公式サイト

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更新状況

  • 2022年1月17日:記事掲載
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